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「Strange Neighbors」
大変長らくお待たせいたしました。
記念すべき第1回目のゲストは「Los Angeles」(Album"ODREL"より)のプロモーションビデオのカメラマンでもあるHicksville中森泰弘さんをお迎えしてLosAngelesでの撮影話しを中心にお送りします。
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―Los Angelesへはどれくらいの期間行っていたのですか?
青山(以下A):今年の4月に3泊5日だったかな。3泊5日で正味3日間、毎日朝4時起きで夜の11時ぐらいまで撮影してました。
中森(以下N):よく覚えてないよね、なんかいつのことだったか、細かいこととか。
A:あっという間に行って、あっという間に(帰って)・・・でも、丸々1日中やったのは1日だけでしたっけ?
N:や、2日間?いやーそれも覚えてないねぇ。
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A:帰る日(5日目)は帰っただけだったっけ?あぁそうかそうか・・・寝ないで、朝(ロスに)着いて、そこから丸1日撮影してって感じで。ハードでしたね。
―ロスへ行く2週間前に中森さんに青山さんのマネージャーから「ロスで青山のPV撮影をして欲しい」と突然連絡があったそうですね。
N:そうなんですよ。土地勘もまったくゼロだったんですが。
A:2人とも(土地勘は)全く無かったですね。2人とも行くの初めてだったから。
N:俺も(メーカーのスタッフに)「行ったことありますよね?」って軽く言われたんだけど、「いや、無いです・・・」って(笑)。
A:まぁ、現地のコーディネイターの方が色々連れて行ってくれたんで、何とかね。
―PVではポストが並んでいる道を歩いたり、海岸で青山さんが歌を歌ったりと素敵なロケーションの場所がありましたが、それはお2人で見つけたんですか?
A:それはやっぱりね。外国行くと、なんでも絵になっちゃうというか。
N:変なところに行かなければ、そこらじゅうが絵になる景色で。
A:パームツリーはどこに行ってもあるし。
N:場所によっては、大豪邸から小さい一軒家まであるのんびりした所もあったね。「ココいいねー!老後に」っていう話したじゃん。
A:「買ってー」とか言ってね(笑)。豪邸は無理だけどって(笑)。
N:ちっちゃい家、結構あったよね。
A:そうだよね。小ぢんまりとしていて、3DKぐらいの平屋みたいな家。
―機材はどれ位持っていったんですか?
N:機材は一人で持ってけるぐらいだったね。飛行機の中でカメラの取説読んで(笑)
A:「(横で見てて)大丈夫かよー」って(笑)。
―中森さんは、青山さんをカメラマンとしてファインダー越しに見るというのはどんな感じでしたか?
N:一番思ったのが、自分たちがPVを撮られる時に、リップシンクをするのが凄く嫌で「ふざけんなよ」とか思ってたんだけど、自分がいざ撮ってみる番になると、「いやちょっとやっとかないとさぁ〜」とか言って(笑)
A:本当はあまりやらなくていい、みたいな話だったんだけど、結構やっちゃいましたね。
N:そうね、立場の違いで「えっ、こんなに違うの!?」って自分でビックリしちゃって。結構ヤな感じで「や、ちょっとやっとこうよ!」って(笑)
A:ホント、恥ずかしかったです・・・。割と人が居ないところでやったから良かったんだけど、最初は「人込みでやろう!」みたいな話してて、「えぇ〜っ」て思ってたんだけど。
N:まぁあれが銀座とか原宿とかだったら嫌だけどねぇ。
―リップシンクは完全に口パクで声は全く出さないんですか?
A:でも完全に口パクだとあんまりいい感じにならないような気がして、ちょっと歌ってましたけどね。
N:言えばねぇ、嫌々でもやってくれんですよ。
A:(笑)
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N:だからそれはねぇ、やりやすかったです。「絶対ヤダ!」って言う人もいるからね。
A:絶対ヤダって人もいるんだぁ・・・
―間奏の前に入るハミングのときの青山さん、「あっ照れてるのかな」って・・・
N:「ふ、ふ、ふ〜ん」の所だ(笑)
A:細かいところ見てるねぇ(笑)
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N:恥ずかしいよねぇ(笑)撮ってる方も恥ずかしかったもん。「やだも〜」って。
A:見てる方も恥ずかしいよね。
N:うん。見てる方も恥ずかしい。で、見られてるのも恥ずかしい(笑)
―ビデオはどれぐらい撮ったんですか?
N:4,5本ぐらいかな。
A:とにかく素材を一杯撮らなきゃ、と思ってね。急き立てられるように撮ったね。
N:いやー、ハードだったねぇ。
A:ねぇ・・・遊ぶ時間なんて全く無くて。ホテルに帰ったら即寝たよね。最後の日だけ打ち上げって言ってステーキ食って。
N:でもすぐ寝ちゃったけどね。
A:うん・・・体力が残ってない感じで。肉を消化する体力も無い感じ(笑)
N:俺の泊まった部屋になんか3人ぐらい(幽霊が)居て。ちょっと怖かったよ。
A:あぁ〜言ってたね。
―そういうのは見えるんですか?
N:いや、気配が。ビンビンに。
A:僕は全然そういうの無いんだよなぁ。
N:でも、黒い影で見えたりとかしますよ。ホテルはシャワーしかなかったじゃない。シャワー浴びてる時、もうなんかずっと見てる人がカーテンの向こうに居て。「もうやめてよ〜」って・・・。外人3人がねぇ。なにかあって向こうとコミュニケーション取らなきゃならなくなっても取れないじゃない(笑)
A:あぁ・・・なんかこっちは凄く快適だったんだけどなぁ・・・
N:えぇ!!いいなあ。本当!?
A:クタクタだったから。あっという間に寝ましたよ。
N:僕のベッドの足元でずっと立ってんですよ。こっちの様子を伺ってるみたいで。もう一人はテーブルに座って。
A:僕、基本的にそういう話って全く信じてないんですけど、本当なんすか、それ?
N:いや〜本当本当。今回はひどかったのよ。
A:いや、どうしても信じられないなぁ・・・
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―青山さんはLos Angelesに行ったことが無いのに、なぜLos Angelesという曲を作ったのですか?
A:曲作ってるときに、Los Angelesって歌ってる箇所を、なんかそういう風に歌ってたんですね(笑)
N:なんとな〜く?
A:そう、なんとなく(笑)。むちゃくちゃな英語でなんかこう最初「うなぁ〜」って歌ってるときに、Los Angelesって歌っちゃった。「じゃあいいか、Los Angelesで」とか思って。
N:でもねぇ、そういうのって、たとえばハイラマズもハワイっていうアルバムを作ってるけど、本人はハワイ行った事ないって言うしね。
A:へぇ・・・
N:ブライアン・ウィルソンだって泳げないのに。
A:サーフィンの歌作っちゃってね。
N:ビーチ・ボーイズの中でサーフィン出来るのって1人だけだもんね。
A:デニスだけだもんね。
N:しかも水死しちゃうしね。俺たちも、ヒックスヴィルのセカンドアルバムに「真夏のサン・ホセ」っていう曲があって、でも「自分はサンホセなんか行ったことないよ!」って・・・でもなんかこう、そういうね。こうね、憧れじゃないけど、自分の中で・・・
A:想像。
N:そう。イメージがあって、それで書くって言うことは良くあるしね。俺たちはまだサン・ホセ行った事無いけど、青山君はどうだった?Los Angelesていう曲を書いてから本当にロスに行くっていうのは。普通、逆じゃない。
A:あぁ〜。別に凄いLos Angelesに憧れがあるとかそういう事じゃなくてタイトル付けてたから、なんか別に感慨とかはあんま無いんだけど・・・
N:まぁたしかに俺たちもサン・ホセ行って「ふ〜ん」ってなると思うんだけどね。
A:まぁ、「ふ〜ん」って感じにはなってたと思うけどね。「とうとう来たんだ・・・!」って感じではなかった。ニューオリンズに行った時は「あ〜ここが・・・」って感激したんだけど。
―お土産などは買いましたか?
A:いやーそんな時間も全く無くて。
N:99セントショップっていうのがあって、そこで安い小物とかを買ったりはしたよね。
A:アメリカはTシャツのサイズがでかいのばっかりで。
N:いいのは一杯あったけどね。
A:ねぇ。買おうと思ったけど買えなかった。
―では逆にLos Angelesに対して持っていたイメージとは違った部分はありましたか?
A:結構太陽サンサンってイメージだったけど、行ってみたら天気悪かったし浮浪者や失業者っぽい人もいっぱい居たよねぇ。
N:結構怖かったですね。
A:撮影終わってスタバで買ったコーヒー飲んでたら、なんか知らないおばちゃんが「コーヒー買いたいからお金頂戴」って言われたよね。でもそのおばちゃん携帯持ってたしね(笑)自転車にも乗ってたし。そういう、底知れない怖さがあったね(笑)
N:底知れない怖さがね(笑)ダウンタウンとハリウッドとか、貧富の差が激しいしね。撮影行った間、ロスは天気悪かったよね。
A:雨降ったね。
N:PV見ても天気悪いもんね。PVの最初と終わりが天気悪い日で。
A:でも、雨上がったときのスモッグが消えた感じは凄い良かったですね。なんか、凄い見通しが良くなるというか。
N:結構、日差しがキツかったね。気温の割りにはね。
A:夜とかは結構寒かったけど。昼間はなんかもう、「やめてくれぇ〜」って感じだった。日焼け止め必須でしたよ。持ってて良かった。乾燥してたしね。
A:ビーチは何度も行ったね〜。PVの撮影にだけど。「サーファーって居るんだなーやっぱり」とか思った。
―サーフィンはやらないんですか?
2人:やらないですねぇ。
N:青山君がサーフィンかあ(笑)それってショックかも、見たら(笑)。「あ、あれ青山君!?すっげぇ〜!待ってる待ってる、波!!」とか言って(笑)ないないない。
A:嫌でしょそんなの(笑)。でも水泳はよくやりますよ。たまに近所の市民プールとか言って、泳いでますよ。遊ばないで真面目に泳ぐの。
N:何も考えず黙々と泳ぐの?
A:うん、黙々と。バーって泳いでますよ。
N:「落合かぁ・・・俺流って・・・」とか「松坂ふざけんなよー結婚って!」とか考えないの?(笑)
A:いや、まぁ(笑)
―プールはお一人で行くんですか?
A:一人ですよー。ああいう所ってねぇ、海とかだったら分かるけど、誰かと行くのは嫌でしょ。市とか区のプールは一人で行くなぁ。
N:そうねぇ。かき氷売ってる訳じゃないし。
A:ジャグジーとか行って一人で入って自分の世界に浸りたいですね。
N:「落合・・・」とか考えないんだ(笑)。
―野球観戦はTVで?
A:そうですねぇ。ドラゴンズ好きなくせに、試合は見に行ったことないんですよ。西武はあるのに(笑)
N:全然ないの?
A:1回もない。西武やオリックスはあるのに。
―中森さんのひいきのチームは?
N:阪神ですねぇ。去年は良かったけど今年からは全く興味無くて。今年からは大リーグしか見てない。今日なんて俺、野茂の夢見ちゃったもん(笑)今日、Los Angelesの話するからかなぁ。だから来年ドキドキしてるんだけど。
A:来年どうなるか分からないですもんね。
N:ねぇ。
―Los Angelesでの秘話などありましたら教えてください。
A:Los Angelesに替えのパンツ持って行くの忘れて・・・2人部屋だったら大変だったなぁ(笑)それで1日目の夜ノーパンで寝て(笑)
N:で次の日パンツ買いに行って、青山君買いに行ったんだけど「あっ!!それ、俺とお揃いじゃん!」って言うのを買って。「それ俺も持ってる持ってる」って(笑)
A:GAPで買ったんで。物色したら結構でかいのしかなくて。Sサイズでまあいいかと思ったら、結構Sでもでかくて。
N:でかいよね。
A:XSじゃないとダメだったな〜。
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―青山さんと中森さんはいつごろ知り合ったのですか?
A:馴れ初め?(笑)なんだったかなぁ。こう・・・
N:ヌルッと。
A:そう、ヌルッと知り合ったんですよ。でも、中森さんのライヴ、ロッテンハッツは見たこと無いんですよ、一回も。
N:そうなんだ。ヒックスヴィルが。
A:ヒックスヴィルが最初で。あの、野音でリンダ・ルイスが出て来た時あったでしょ。僕それ見に行ってたんだけど、そしたらヒックスヴィルが出てきて・・・
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N:余計なのが出てきたでしょ。
A:いやいやいや・・・
N:「リンダ・ルイス見せろよゆっくり!!」みたいなね。
A:いやいやいや・・・(笑)
N:あれって何年ぐらい前だろうね?8年位前だっけ、いや、9年位前?
A:いや、そんなに前だっけ、かなり前なことは間違いないけど・・・
N:でも俺はよくグランドファーザーズ見に行ってた。
A:グランドファーザーズってもう13年ぐらい前ですよ。
N:いってたいってた。グランドファーザーズとオリジナル・ラヴとか良くクアトロで見てた。
A:でも、ちゃんとご挨拶したのは結構最近ですよね。最近っていうか、最近でもないけど・・・
N:5,6年前?
A:多分、あの、パワステでデッドの曲やってた時とか・・・
N:あ〜!はいはい。
A:多分、あのときが始めて会話した時だと思うんですよ。直枝さんも入ってデッドの曲やったりしてたような・・・
N:あと、玄ちゃん(田村玄一)も入って。
A:楠均さんがドラム叩いてて。
N:サイケデリック物理学の時かな。
―最近何聴いてますか?
A:さかなの新譜は愛聴してますよ。でも、日本のアーティストって最近は全然聴かない。
N:俺も聴かないねぇ。
A:(ブライアン・ウィルソンの)SMILEは買った。
N:あ、SMILEは聴いた。
A:あ、SMILE聴いた?どうだった?
N:ちょろっとね。
A:僕も買いましたよ。なんか普通に「いいなー」って感じだったけど。
N:でも俺、あの声がね・・・
A:声ね。僕もあんまりブライアンの声が好きじゃないってのもあるし・・・
N:うん。カール・ウィルソン居たらなーって思うね。逆にジェフリー・フォスケットが歌えばいいとも思ったけど。
A:でも、最近はずーっとデレク・トラックスばっかり聴いてる。
N:デレク、ギターうまいよねえ。壮絶。
A:最近僕もフィンガーピッキングの練習してて。あんまり今までギタリストものとかギター・アルバムとかそんなに好きじゃなくて聴かなかったんだけど、ギターをフィーチャーしたものとかはフュージョンになっちゃったりして興味無かったんだけどね。最近はよく聴いてますよ。
―青山さんのルーツ、好きなギタリストは?
A:僕の場合まずトラフィックが。スティーヴ・ウィンウッド、ライ・クーダー、リトルフィートとかね。
―ウィンウッド、去年フジロックに出ましたね。
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A:最前列で見ましたよ。人が居ないから最前列で見られた(笑)
N:ロス・ロボスはどうだったの?
A:名古屋も追っかけましたよ(笑)、鳥羽君と一緒に。最前列で2人で機材チェックして、鳥羽君注意されて。柵乗り越えて機材見てたら「ダメです!ダメです!」って(笑)おっさん二人が。でも最高でしたよライヴは。
―今日は、どうもありがとうございました。
A:ありがとうございました。
N:ありがとうございました。
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インタビュアー 立石郁
Photographs by Yasuhiro Nakamori(★1 ★2 ★3 ★4)
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☆中森泰弘 Profile☆
ROTTEN HATSでデヴュー。
解散後は木暮晋也、真城めぐみと共にHICKSVILLEを結成、現在に至る。
HICKSVILLEの活動の他、大澤誉志幸、吉田直樹、櫛引彩香etc.のレコーディング及びライヴをサポート、その他スタジオ・セッションも多数こなす。
またフォトグラファーとしての一面も持つ。
HICKSVILLE OFFICIAL WEB SITE
http://hicksville.sprinkle.ne.jp/
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