Yoichi Aoyama official web site
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●Martin OM-18V
 今年2004年の4月、40歳にしてとうとう初めて手に入れてしまったマーチンがこれ。2000年製のOM-18Vです。マーチンといえばD-28や D-45なんかが有名ですが、70年代のクラプトンがステージでずっと000-28や42を弾いていたので(一般的にはこれらのギターが有名になったのは『アンプラグド』以降なのでしょうが)、ずっと少し小さいタイプのマーチンには憧れていたし、ここ最近のレコーディングではいつも鳥羽君の000-1を借りて弾いていて非常に気に入っていたのです。ギブソンやギルドなんかもかつて何度か弾いたことはありますが、やっぱりマーチンほど音的にもルックス的にも弾き心地的にもピンとくるものではなくて、やはりアコギなら自分は断然マーチン派だな、というのはずっとありました。でもちゃんとしたのは結構高いし、ライヴはエレキ中心になるので、アコギはタカミネとかヤイリでも充分満足してました。ところが先日渋谷のイシバシ楽器でなかなかリーズナブルな価 格の中古でこれを発見。前オーナーがL.R.バッグスのiBeamというピックアップを取り付けるというエレアコ改造を施していて、即ライヴで使える実用的な仕様になっており、自分にとって実にジャストなものだったのです。半月くらいどうしようか悩んでいて、でもまあアコギは今のところヤイリで間に合ってるしまあいいか…、と半ばあきらめる方向に傾いてました。で、半月後、もうどうせ売れてるよな…と思いつつ再び売り場に行ってみると、なぜかまだ売れていなくて、さらに10%割引! こいつは絶対自分のところに来るべきギターなんだ!という強烈な気持ちに襲われて試奏した途端もうたまらなくなり、その場で見事陥落。いやはや。
 OMという型番は戦前のマーチンの主力商品で、その後若干の仕様変更ののちボディサイズは同じでスケールのやや短い000というシリーズに変わっていったのですが、1999年にヴィンテージ・シリーズとして復刻され、これはその復刻版というわけです。スケールがDシリーズと同じなので、テンション 強めでパワフル、ちょっとダークな音がするのも自分好み。もうめちゃめちゃに気に入ってしまって毎日ガシガシ弾いておりまして、先日京都でステージデビューも果たしました。

 ヘッド部分。燦然と輝くマーチン・ロゴが風格ありますねえ。ヴィンテージシリーズのヘッドはちょっと角張っているのも雰囲気アリ。ペグはオリジナル同様オープンギアのものですが、さらに精度の高いウェーバリー製のものに既に交換されていたのも実用性から見てポイント高し。

 ボディ・トップはソリッド・スプルース、サイドとバックはソリッド・マホガニーという18の定番マテリアル。ただし、ピックガードがDや000なんかと同じスタンダードなタイプに貼り替えられていて、一見000に見えます。OMの特徴である小さめの可愛いやつではないのが少し残念。でも戦前のOMにはスタンダードなタイプが貼られているものもあるようです。さらにはブリッジ・ピンも黒から白に交換されていたので、000-18と000-28の中間っぽい顔になってます。

 エンドピンはピックアップの出力ジャックになっています。前述のようにL.R.バッグスのiBeamが最初からついていましたが、これは電池を使わないパッシブ・タイプなので、プリアンプが必要になります。とりあえず先日のライブではこれまで同様、Tech21のAcoustic D.I.を使ってみましたが、普通のピエゾ・ピックアップよりマイルドな音がする印象。ほかのプリアンプも色々試してみたいところではありますね。

 ネックエンドのストラップピンも最初から付けられていました。ただしこの位置はちょっと微妙かなあ。ストラップを付けた状態で14、15フレット付近を弾こうとするとけっこう邪魔です。別の位置に付け替えることも検討したいところですが、そうなると抜いたあとの穴を埋めないといけないし。少し悩み入ってます。ネックは三角シェイプでかなり自分好み。Dや000に比べると幅広のネックですが、このシェイプだとほとんど気にせずに弾けます。むしろ幅広が弾きやすく感じられるくらい。

 この写真でははっきり見えませんが、ボディ内部のネックエンド部分に型番とシリアルNo.が刻印されています。これは731359。

※このギターは、現在のメイン・アコースティック、000-28と某 ショップでトレードされ、手元を離れました。今頃どこでどうしている やら。可愛がってもらってるといいなあ。

back